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概要

化学産業とは、プラスチック、合成ゴム等の、石油化学製品、無機化学品、化粧品、洗剤、写真用フィルム、タイヤ等ゴム製品など、広範な分野にわたる素材や最終製品を供給している。

情報電子材料(液晶ディスプレイ用材料、半導体要材料等)、自動車用材料といった高付加価値の分野においては、極めて高い技術力を持ち、世界的シェアを獲得している。石油化学産業については、中国向けに輸出が拡大しており、堅調に推移している。
しかし、プラスチック加工分野においては建設需要の低迷、輸入品による代替品の増加によって厳しい環境におかれている。

貿易黒字

化学産業の貿易は03年において、輸出額6兆円に対し、輸入額4.1兆円と約1.9兆円もの貿易黒字額となっており、年々増加傾向にある。

リスクファクター

・技術的な優位性を発揮しにくいプラスチック加工製品などの低付加価値、労働集約的製品については、中国からの輸入品に押されており、化学製品の汎用品においても、中東・アジア諸国と比較して、不利な競争を強いられている。

・特にポリエチレンなど差別化が困難な領域では、安価な天然ガスを利用する中東の生産拠点や大規模展開する石油メジャー系の化学企業に比較して不利な状況である。

・国内市場を見ると、人口減少に伴う建設関連需要低迷や労働コストの割合の高いポリエチレン袋などの加工品を中心とした輸入品の拡大などにより、化学製品需要が拡大するかは疑問の余地がある。


展望

・これから国内化学産業の強みを形成していくためには、革新的な部材開発や、部材製造プロセスを変革させる基盤プロセス技術開発が不可欠である。またそれに伴う人材育成も重要な課題である。

・機能性化学品分野では、製品サイクルが短期化しているため、設備・装置への投資が速やかに回収される必要がある。
また、競争力維持のためにイノベーション創出が不可欠。

・蓄積した技術やノウハウを維持するためには意図しない技術流出を防止する必要があり、各企業において、短期的視点のみならず中長期的な利益も考慮しつつ、技術のマネジメントを実施していく必要がある。

・石油化学汎用品分野においては、エチレンメーカーと留分を活用して誘導品を製造するメーカーと一体となってコンビナートを形成し、効率的な生産体制を作り上げている。
ただし、連三品の有効利用を行うために、各プラントが相互密接な連携をとりながら運転されているため、製品毎の需給変動になかなか迅速に対応することが困難である。この結果、固定費の占める割合が大きく、利益よりも設備稼働率を高水準に維持させることが優先されるケースがある。
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